パンの魅力について考える

あちこちでパンマルシェが開催されている。本屋に行けば、パン屋特集。

パンというものに、なぜ人はこんなにもはまるのか。

というか、なにに私は魅了されているのか。それをいったん言語化したいと思った。



パンが好き、と一言で言っても、人によって色々な軸があると思う。

・パン屋に行くのが好き

・パンを食べるのが好き

・パンを作るのが好き

・パンというアイコンが好き

などなど。

もちろん、総じて好き、というのもある。


私は、実は日頃からパンを食べなければ死ぬ、というほどパンを食べるわけではない。だけど好きな食べ物は?と聞かれたらいの一番に「パン」と答える。


じゃあパンの何がそんなに好きなのか。私なりに出した答えは2つ。

①パン屋にいくこと

②パンは媒体になる


①パン屋に行くのが好きなのだ。どんなパンが並んでいるんだろう~とか、お店に近づくにつれて香る焼き立てパンの香り、お店の風貌、、、すべてがわくわくを掻き立てる。ドアを開けたとき、どんな景色が並んでいるのかな~と思いながらお店のドアを開ける。(自動ドアの場合もあるけど、自分でオーブンタイプのほうが好き)

住む場所でのパン屋リサーチは欠かさないし、旅行に行けばそこの有名なパン屋に行くのが目的の一つになる。


私の中での、良パン屋判断基準は下記の通り。

1、種類豊富さ:ベーシックからすこし風変わりなものまであると最高

2、焼き立ての香り:店内にパンを焼いた香りが立ち込めていると最高

3、陳列の仕方:手に取りやすさ、見やすさ、パッと見の華やかさ、などなどから判断


例えばここ。
名古屋の『ル・プレジール・デュ・パン 久屋大通』は印象的だった。

下段にデニッシュ系、上段にハード系、そして壁には高級(大きめ)のパンが展示物のように陳列されている。
下段に並ぶパンもそれぞれ工夫された置き方で、パンひとつひとつへの愛を感じる素晴らしい陳列に感動した覚えがある。

そんな感じで、パン屋に入り、並んでいるパンを見る、そしてお店のパンへの愛をうかがい知ると、幸せホルモンが分泌されるのである。




次に2つ目。

②パンは媒体になる

日頃からパンを食べなければ死ぬというほどパンを食べないと言ったけど、じゃあ私はどんな時に食べるパンが好きだろうと考えてみた。

もちろんひとりでも買うし食べるし美味しいんだけどやっぱりひとしおなのは、好きな人たちと食べるパン。

パンは好きな人たちと私を媒介してくれる。
私がパン好きなんだよねーというと、私の好きな人たちも大抵パンが好きと言ってくれる。じゃあパン屋行こうよ!とか、おすすめのパン屋があって、とか。

普段はカロリーとか腹持ちを気にしてパンよりご飯を食べがちなんだけど、好きな人たちとだとそのリミッターが外れる。今日は好きな人たちとだからいいや!と。(ダイエットとかできない性格)
そうして一緒にパンを選んだり食べたりする経験の蓄積が、今の私のパン好きに影響していると思う。

パンは私にとって、好きな人たちと食べるもの、という思い込みがあるのだ。

話は変わらないようで変わるが、私の姉は食べるのがものすごく遅い。昔から家族で食べてもひとりずーっと食べている。で、ある日その理由を聞いたら、みんなで食事をする時間が好きで終わりたくないから、と。

「みんなで食事をする時間が好き」な気持ちが大きくて、パンはその時間を気軽に与えてくれ得る、だから好きなのだと思った。



最後に、長くなったがまだまだパン好きの理由は掴みきれていないし、パン好きな人それぞれの理由を聞いてみたいと思う。もしかしたら理由なんてない、という人もいるかもしれないけど、それも含めてパンの持つ魔力?いやいや魅力の1つなのである。


ぞえぱん

ぱんフリークによる、ぱんについてだけを集めたサイトです。

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